小児科小児科通信

『冬に流行、気をつけたい下痢と食事』

冬に流行する下痢の多くは、ウイルス性胃腸炎によるものです。

 なかでもロタウイルスが有名です。昨日までは元気にしていたのに、突然の嘔吐ではじまり、みずのような下痢便を一日十回以上もするようになります。
 独特のにおいのする白っぽい便が特徴です。

 このとき飲ませるものや食べさせるものが大切になります。
 子どもが何度も吐くと、何か飲ませなければとあわてますが、初期は何を与えても吐いてしまうので、3〜4時間何も与えずに様子をみます。親も心配ですが、子どもも不安になっています。静かな場所でゆっくりと休ませます。
 落ち着いたら、ぬるめの番茶や少し甘くした湯冷まし、乳児用のイオン飲料水などを少しずつ(スプーンーさじくちいから)与えます。
 冷たいものや乳製品は、吐き気や下痢を誘発しやすいのでやめます。
 果汁も口当たりはよさそうですが、はじめはやめておいた方がよいでしょう。
 一さじ、一さじ根気よく飲ませることです。

 下痢と嘔吐が続く場合、小さな子どもほど脱水症状になりやすいので、顔つきがおかしい、吐いてばかりで飲めない、半日以上尿が出ないときは、点滴などの処置が必要になります。早めに受診してください。
 受診時には、吐いた回数、どれだけ水分を取ったか、最後に尿が出た時間をメモしておくと役立ちます。
 また、ふだんの体重も知っておくと、脱水の程度を知る目安になります。薬は吐き気が強いようなら、無理に飲ませなくてよいと思います。医師と相談してください。

 嘔吐がおさまったら、味噌汁のうわづみやスープなどの塩分を含むものおかゆや煮込みうどん、野菜「ジャガイモ・カボチャなど」の煮物などからはじめます。
 口当たりのよいゼリーやおろしリンゴでもよいでしょう。
 そして、徐々に火を通した豆腐や白身魚などのたんばく質を加えていきます。
 脂肪分の多い肉類や抄め物、牛乳やケーキ類、繊維成分の多いゴボウなどは下痢がおさまるまでやめます。



ページトップへ

 
のざと診療所