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「 大腸肛門外来のお知らせ 」

あなたは痔主ですか|増えている大腸癌(大腸の検査)|費用など

増えている大腸癌

 当院では、大腸の検査を患者様に勧めています。
 大腸の検査には、大腸癌検診(検便)、大腸内視鏡(大腸カメラ)、注腸造影(バリウムを用いたX線撮影)などがあります。
 また、ポリープ゚や早期大腸癌の大腸内視鏡的治療にも積極的に取り組んでいます。

大腸の検査

●大腸内視鏡(大腸カメラ)の検査とそれを用いた治療について

 大腸カメラはすごく痛い、大変だと考えておられる方が多いようです。
 確かに個人差はありますが、当院では通常は強い痛みを感じる事は殆どありません。それは、習熟した医師が、無理せず、急がず検査を行うからです。
 検査中は、ご自分の腸の中をモニターでご覧になりながら、担当医師の説明を聞く事もできます。もちろん、無理して見る必要はありません。

習熟した医師が、無理せず、急がず検査を行います。

 検査でポリープがあった場合は、直ちに切り取ってしまいます。腸の粘膜には痛みを感じる神経はないので、この場合も特に痛みは感じません。ごく早期の大腸癌なら、これで治療完了とできることもあります。
 内視鏡で取れないような癌や大きなポリープは、治療のできる病院を紹介します。
 患者様やご家族と相談の上、ご希望に添える病院への紹介を行っております。


当院の肛門診療の手順と大腸の検査の方法について

(1)視診、直腸診

視診
 診察の姿勢をとっていただき、まず、肛門周囲を見ます(視診)。
 視診では、肛門やその周囲の発赤、腫れなどを診ます。外痔核、内痔核の脱肛、肛門周囲膿瘍、直腸脱などの肛門の病気は、この時点で9割がた診断がつきます。また粉瘤、カンジダ感染症などの皮膚の病気がたまたま肛門周囲の皮膚に出来たものも判別できます。

直腸診
 引き続き直腸診を行います。これは、薄いゴムの手袋をつけ、痛み止めの入ったゼリーですべりを良くし、肛門に指を入れて行う、肛門とそれに続く直腸粘膜5cmくらいの範囲の触診です。診察の姿勢は同じです。気持ちは悪いのですが、元々痛みがない場合は、新たに痛みが生じる事はまずありません。肛門の痛みの程度や方向、肛門括約筋の機能を診るのが主な目的です。視診で見当をつけた疾患の診断をより確実にし、その方向や状態が詳しくわかります。切れ痔(裂肛)の多くは、この時点で判別できます。また、前立腺や子宮の腫瘍、直腸癌がみつかるきっかけとなる事もあります。

(2)肛門鏡(直腸鏡)検査

  多くの場合、直腸診こ引き続き(同じ姿勢のままで)肛門鏡(直腸鏡)による診察を行います。
  肛門鏡(直腸鏡)は一方の端が少し広がった直径2.5cm、長さ10cmくらいの金属の筒です。これを肛門に入れて肛門内を直接目で見ます。診察できるのは肛門とそれに続く2cm程度の直腸です。
  先ほどの直腸診で肛門内にはゼリーが満遍なくついている事もあり、多くの場合、新たな痛みはありません(肛門鏡は普通に出る便よりずっと細いのですから)。もともと痛みがあって指も入りにくい場合は、患者様の意思に反して無理にこの検査をする事はありません。多くの内痔核(イボ痔)や裂肛は、この検査によって診断に至ります。

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 ここまでが、一般的な診察です。肛門疾患のほとんどはこれで診断がつきます。
 下記のような治療、検査に進まない場合はこれで診療は終わりです。疾患の状態を説明し、今後の治療方針を決め、薬を処方して診療は終わります。この過程で何か疑問や不安がありましたら遠慮なくおっしゃって下さい。
 来院前に、聞きたい事をまとめてメモにしておくと聞き忘れなどがなくて、良いと思います。

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(3)輪ゴム結紮術

 内痔核に対する治療です。直腸鏡を肛門に入れ、張った痔核に輪ゴムをかけます。
 所要時間は3分くらいで、麻酔も使いませんし、入院の必要はありません。
 しかし、痛みや、出血といった合併症が1割くらいの方に起こります。
 治癒率は8割くらいですが、何年かすると再発することがあります。

(4)大腸癌検診

  癌は(一部は良性のポリープでも)一定の大きさになると出血します。目に見えないくらいの量でも、感知して異常と判断するのが大腸癌検診です。これが陽性だった人のうち100人に5人(5%)から癌が見つかります。また、4人に1人には5mm以上の良性腫瘍が見つかります。これは癌になっていくものも多く、治療が必要な腫瘍です。
  大腸癌検診のやり方は簡単で、便に刺した細い棒を2回分持ってきてもらうだけです。容器は当院でも配っています。費用も大阪市在任の方なら、一律300円です(但し、市内在住で高齢者や生活保護受給世帯の方は無料)。

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 大腸癌検診で陽性になった場合は更に詳しい検査が必要です。
 また、大腸癌検診は、簡単に言えばおしりから血が出ているかどうかという検査です。
 痔で出血しいている方も、おしりから出血しているという事では同じです。痔の人は大腸癌にはならないということは無く、痔はあるが大腸癌もあり実は痔からではなく、癌からの出血だったという事もあります。出た血の様子や量によって、その出血が痔からか癌からかを判断する事はできません。
 よって、痔からの出血だと思っている方にも、以下の検査を勧めます。

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 大腸の検査は大きく、以下の二つに分かれます。癌を見つける能力はいずれもさほど差はありません。しかし、各々得意、苦手なものがあります。

(5)注腸造影検査

 おしりからバリウムを入れ、空気で腸を膨らませながらレントゲン写真を15枚くらい撮る方法です。
 次の内視鏡(カメラ)に比べ、長所としては検査の準備や検査自体が楽(簡単)という事でしょう。
 欠点は、色がわからないので病気でないものまで病気として判断してしまう事がまれにあることと、異常があった時(約30%くらいの人に異常が見つかります)結局、もう1つの方法である内視鏡(カメラ)をしなければならないことです。

(6)大腸内視鏡検査

 上の注腸造影の逆で、準備がつらい方があるようです。カメラを入れて腸をよく見るためには、便が残っていては困難です。そのため検査の朝と昼は食事抜きで、さらに腸の内容を洗い流す液体(まずいイオン飲料のようなもの:2リットル)を飲んでいただきます。むしろ、これで宿便が全部出て検査の後は調子がいいという方もおられますが、検査よりこれを飲むのが大変という方もあります。そうはいってもほとんどの方は飲めますし、飲めないと検査が出来ないわけではありません(充分に出来ない可能性はやや高くなりますが)。
 検査では大腸の一番奥までカメラを入れ、抜きながら病変の有無を観察します。もしあれば、状況に応じて細胞の一部を摘み取り検査に出します。見つけたポリープをその場で切り取ってしまう事もできます。しかし、ポリープを取るには、予め準備が必要です。もっともこの大腸内視鏡検査は、検査自体よりその前処置(準備)が大変なので、検査を受ける方は、ポリープがあればすぐにその場で取れるよう事前に準備して検査に望まれる方がほとんどです。そうしたら一度で全てが解決しますから。ポリープ切除も準備については以下に説明します。

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(7)大腸内視鏡による処置(ポリープ切除術)

 大腸のポリープをとるのには、当院では入険が必要です。まず、あさ9:00ごろ来院していただきます。当日は何人かが検査のため入陳されますので、それらの方全員で、これから飲む薬(2リットル)や検査の税明を聞いていただきます。それから入院する病棟に上がっていただき腸をきれいにする2リットルの薬を飲み始めます。検査自体は13:30からですが、腸がきれいになった方から順番に検査を開始します。最後の方は、夕方になってしまいます。
 ポリープを切除する大きさは、5mmから25mmくらいが目安です。ポリープの切除には、出血(内視鏡で殆ど止まります)や、穿孔(腸に孔が開きます)の合併症が起こり、場合によっては緊急で開腹手術が必要となります。緊急手術になる可能性は各学会の発表では0.1%程度と言われています。そのため、自然に消えてしまう可能性が高い4mm以下のものは、危険を冒してまで取らない事があります。また、30mm以上の大きいものは癌化している事も多く、手術で取るほうが無難な事が多いです。
 実際に取るには、カメラの先から針金のワッカを出し投げ縄のようにポリープにかけます。掛けたワッカをすぼめて絞ったらそれに電気を流して焼き切ります。ポリープは粘膜で出来ており粘膜には痛みを感じる神経がありませんから、切る時は痛くありません。
 切り取ったポリープは回収し、病理検査に出してその性状(癌細胞が含んでいるかなど)を調べます。一部に癌が含めれていても、これだけで治療完了ということもあります。早期発見、早期治療の効果です。ただ、合併症が起こる可能性があるので、ポリープを取った方については、当院では、一泊して経過を診ることにしています。合併症は1週間くらいは起こる可能性がありますが、一晩無事に過ごすと、その可能性は大きく減ります。
 病理検査の結果は、当院でも、かかりつけの医院などでもきいていただけますが、ポリープの状況によっては、当院の外科へお越し願う事もあります。


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のざと診療所