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ポリファーマシー

 

 みなさん、「ポリファーマシー」という言葉はご存じでしょうか。聞きなれない方も多いと思います。日本語では「多剤併用」を意味します。単に服用する薬剤数が多いことではなく、それに関連して、①薬物有害事象のリスクの増加、②間違って内服してしまう、③ちゃんと内服できない、等の問題につながる状態としています。

 

 国内では多くの場合、6剤以上がポリファーマシーの目安とされています。特に75歳以上の患者さんでは、約4人に1人が7種類以上の薬剤を処方されているという報告もあります。

 

 ポリファーマシーの問題点としては、前述した①②③に加え、薬剤費の増大に伴う医療費の高騰等があります。

 もし6剤以上内服されている患者様がおられれば、お薬手帳で薬剤管理し(病院ごとに分けない)、どういう薬を何のために飲んでいるのか確認し、もしわからない薬があるのであれば主治医に確認し、必要ない薬は中止してもらうのがよいと考えます。

 

 

西淀病院 内科 黒岩 医師