お知らせ

健康で長生きするために!

健康で長生きするためにTOP

 

喫煙とCOPD

 

 喫煙が肺がんの原因となることは有名かと思いますが、同じく喫煙が原因となる病気として重要なものにCOPD(日本語では慢性閉塞性肺疾患)があります。

 

 このCOPDは、長年の喫煙により肺や気管支が炎症で変化し、進行性に息切れや咳・痰が生じる疾患です。肺気腫や慢性気管支炎などと呼ばれることもあります。あまり聞きなれない病名と感じるかも知れませんが、有病率も高く、進行すると命にも関わる恐ろしい病気です。

 

 COPDと診断したら、何よりも最初に禁煙指導を行います。治療薬として吸入薬も処方しますが、禁煙のできていない患者さんに対しては残念ながら治療効果は乏しいです。症状が進行すると、強い息切れのため歩くことも困難になり、さらにはベッドから起きることさえ苦しくなってしまうこともあります。

 

 禁煙は、遅すぎるということはありません。健康的で質の高い生活のためにも、地域から禁煙に取り組み、その輪を広げていきたいと思います。

 

 

西淀病院 内科 松田 医師

 


 

禁煙外来|のざと診療所