
子どもの健康
2019年にWHO(世界保健機関)は、5歳未満児の「身体活動・座位行動・睡眠」に関する包括的ガイドラインを発表しました。
その中で、子どもの身体的・認知的成長にとって、以下の点が重要であると強調しています
①乳幼児期の身体活動、②長時間の拘束や画面視聴の削減、③良質な睡眠の確保。
乳児は〝腹ばい遊び〟を1日30分以上実施し、ベビーカーなどで1時間以上拘束されないよう推奨。また、スマホなどの画面視聴は避け、読み聞かせ等の対面での活動を推奨。
1~2歳では、1日180分以上の身体活動を行い、2歳児は画面視聴を1時間以内に制限。
3~4歳では同様に180分以上の活動のうち、少なくとも60分は中等度から高強度の運動が望ましいとしています。
睡眠に関しては、年齢別に適切な睡眠時間(例:幼児10~13時間など)が示され、規則正しい生活リズムも重視されています。これらの習慣が、子どもの肥満予防や将来の非感染性疾患リスク低減に貢献するとされています。
西淀病院 鈴木 医師
⇒子どもの身体活動、睡眠に関するガイドラインを発表|日本WHO協会