お知らせ

【声 明】

 

ロシアによるウクライナ侵略を断固糾弾し、

あらゆる軍事行動の即時中止を求める

 

2022年2月25日

公益財団法人淀川勤労者厚生協会

理事長 小松 孝充

 

 ロシアは2月21日(日本時間22日未明)、ウクライナ東部地域で親ロシア勢力が「独立」宣言をしている二つの地域 の「独立」を一方的に承認し、24日両地域へ ロシア軍を侵攻させるとともに、ウクライナの軍事施設はじめ全土への攻撃を始めた。

 これは、国連加盟国の主権、独立、領土の尊重、武力による威嚇の禁止を明記している国連憲章に反し、国際法を踏みにじるまぎれもない侵略行為であり、断固糾弾する。

 

 プーチン大統領は、この侵略行為にあたってロシアが核兵器大国であることを誇示し、侵略行為への批判や制裁の動きを威嚇した。これは、軍事的緊張をさらに高め、核の応酬へとエスカレートしかねない危険な行為であり、決して許されるものではない。

 

 わたしたちは、いのちを守り育む医療・介護従事者として、一切の戦争政策・戦争行為を許さない立場からウクライナへの侵略行為に反対し、ロシア政府に対してただちに軍事行動の即時中止・撤兵を強く求める。併せて、唯一の戦争被爆国の国民として、核兵器の使用とその威嚇につながるいかなる行動も行わないよう強く求める。

 

 ウクライナの主権は、ウクライナ国民にあり、いかなる理由をもってしても他国が干渉することは断じて許されない。

 国際社会が連帯して ロシアの暴挙に対し、厳しい批判をおこなうとともに、紛争の平和的解決を定めた国連憲章と国際法に基づき、ウクライナの主権尊重の原則に立った外交・政治的な事態打開の努力を急ぐよう強く求める。

 併せて、日本政府に対して、日本国憲法の精神にそって、 プーチン大統領に侵略行為の即時中止を求め、平和の国際秩序の侵害を許さない確固とした外交をすすめるよう求める。

 

以上