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薬剤師の一口アドバイス

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薬の保管は大丈夫?

 

 湿気が気になる時期ですが、薬の保管はどのようにされていますか?

 

 薬も温度が高い、湿度が高い、直射日光などで劣化しやすくなります。効果が減るだけではなく変質して体に悪影響が出ることもあります。

 

 室内では15~25度の冷暗所で、風通しのよい場所での保管が勧められます。

 湿気がひどい場合は、缶やビニール袋などに乾燥剤と一緒に入れるのもお勧めですが、乾燥剤は時々交換しましょう。

 冷所保存のものは冷蔵庫で保管します。直接冷気のあたるところは避けましょう。一方で冷所指示のないものは入れないようにしましょう。

 

 使用前には、期限が切れていないか外観が変質していないか、よく確認してください。

 その他、間違って薬を飲まないように、食品や防虫剤と一緒に保管しない、他の容器に移し替えない、子どもの手の届くところに置かないなどにも気を付けましょう。

 

 近年、防災に関連して常備薬なども分散して保存することもあるかと思います。処方日時を記載し、保管状況にご注意下さい。

 

あおぞら薬局三国店 薬剤師 山本 京
(健康の友2025年6月号)