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薬剤師の一口アドバイス

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「虫刺され薬の選び方」

 

 暖かくなってきましたね。そんな季節の悩みの種の虫刺され。一口に虫刺されと言っても、蚊やダニなどの「吸血する虫」、クモやムカデなどの「咬む虫」、蜂などの「刺す虫」、毛虫などの「触れることで皮膚炎をおこす虫」など、種類や症状もさまざまです。

 

 お薬には大きく分けて2種類ありますが、小さいお子さんや症状がかゆみだけなら抗ヒスタミン剤を、腫れや炎症を伴うならステロイド剤を配合されたものを使います。ステロイド剤には強さが5段階に分かれており、使用する体の部位や症状(腫れや赤みはあるか、掻き壊しで悪化していないかなど)に合わせて選択します。

 

 また、スーッとした清涼感で痒みを早く鎮めるものや、化膿でジュクジュクした患部に使えるものもあるので使用感や症状に合わせて選びましょう。もし、症状がひどかったり発熱などが見られた場合は外用薬では間に合わないこともあるので早めに医療機関を受診しましょう。

 

あおぞら薬局 薬剤師 藤野麻美
(健康の友2018年4月号)